🎤

【社員インタビュー】普通のサラリーマンから起業へ/LANY(市川昌俊)

Date
November 10, 2022
Tags
インタビュー
image

株式会社LANYの社員を紹介する企画。今回はLANYで取締役を務め、一言では言い切れない様々な業務を担当している市川さんにインタビュー。

「起業のきっかけ」や「LANYでの役割」、「今後の目標」などをお聞きしました!ぜひご覧ください!

市川 昌俊(いちかわ まさとし)さんのプロフィール】

・2018年に株式会社シグマへ入社: 国際マーケティング部にて10数ヵ国の販売

・マーケティング担当・竹内や浅井と共に、副業でWebメディアを運営

・2020年10月に株式会社LANYを創業

・2021年1月に株式会社シグマを退社

・2021年1月に株式会社LANYへ入社

1.自分を追い込むための起業という選択肢

-なぜLANYを起業したのですか?

「このままじゃヤバイ」という危機感があったからです。

新卒で入社した会社では、本当に素敵な人ばかりで、色んな機会もいただき貴重な経験をさせていただきました。

一方で色々なことを言い訳にやりきれていない部分も多かったのも事実で、このまま20代を過ごしていたら環境に甘えてしまい成長しないと思っていました。

特に大学生から一緒にいる竹内(LANY代表)は、社会人でも同じ東京にいて頻繁に会っていたのですが、近くで結果を出し続けている姿と比較して自分はこのままでいいのかと思っていました。

自分がやらざるを得ない環境に身を置く必要があると思い、転職か起業の選択肢がある中で起業を選択しました。

転職を選ぶ方が多数だと思うのですが、自分が起業を選んだ理由の一つは、もし転職してもまた環境に慣れてしまったらそこで同じことを繰り返すと思い、言い訳のできない環境に身を置いて自分を追い込むべきだと考えました。

2つ目に自分が戦うフィールドとしてスペシャリストではなくジェネラリストの方が向いていそうだったので、起業をすれば会社運営に携わる幅広い業務を自ずと行う必要があり、そこで自分のキャリアの可能性を一旦広げてみようと思いました。

-起業してからはいかがですか?

自分の身を置く環境としては間違いなく正解でした。

1年目は、右も左も分からないままがむしゃらに働き続けました。とにかく目の前のやらなければならない業務ややった方が良さそうの業務をひたすらに倒していく日々でした。

狭くて暗いオフィスの寝心地の悪いソファで寝泊まりしながら、朝から晩まで毎日のように働いていました。今同じ環境で働けと言われても身体が追いつかないですね笑。

2年目は一通り経験したのと人数が増えたということもあり、他の人でもできる業務は他の人に任せつつ、がむしゃらに働きつつも脳みそもフル回転させて、会社の成長のために自分のバリューが出せる箇所にできる限りフォーカスしていました。

まだ3年目ですが、起業を選んだことで、自分自身を追い込み、自分の強みだったりを最大限活かせる環境に身を置けているのではないかと思います。

-大変だとは思わなかった?

人によってバリューを出すための働き方はそれぞれ異なると思います。

短い時間でガッと集中して働いてバリューを出す短距離型の瞬発力タイプもいれば、瞬発力はないけど体力も思考体力がそこそこある長距離型タイプもいると思います。自分は完全に後者だったので、働く時間の長さについてはそれほど苦に感じていませんでした。

また、ただ長く働くだけだと自分を消費してしまうだけなので、必ず時間の使い方や頭の使い方など自分の行動や成果を振り返っていましたね。

最近ではずっと頭を使っていると新しいことをインプットする時の効率が落ちる気がしているので、意識的に頭を休ませる時間を作るようにしています。

2.自分のテーマは「広く、そこそこ深く」。人から頼られる存在に

image

-現在LANYで担当していることは何ですか?

コンサルティング事業や会社全体のオペレーションや組織作り、ノンアルコールビール事業、コーポレート全般を担当しています。

コンサルティング事業で言えば、MAツールやメール配信ツールなど各種ツールを導入してBtoBマーケティングの体制を整備したり、プロジェクト管理方法の構築・改善をしたり、パートナーの方のオンボーディングの設計をしたりしています。他にも業務効率を上げるために、エンジニアの方と一緒にGASなどを使って、レポートの自動化や独自の解析ツールの開発を行いました。

会社全体に関わることであれば、例えばコーポレートサイトのワイヤーを書いてデザイナーの方とサイトリニューアルやサイト改善を進めたり、メンバーの写真撮影したり、Notionを活用して情報のストック化や日報の仕組み化をしたりしています。

ノンアルコールビール事業はプロジェクトの全体管理をしつつ、ShopifyでECサイト立ち上げたり、商材の写真を撮影したり。

▼ノンアルコールビール事業についてのnoteも書いているのでぜひ!

海外クラフトノンアルコールビールを発売するまでの奮闘記

あとはコーポレート全般で、いわゆる総務や法務、経理部門が扱う業務も担当しており、勤怠管理や請求書関連、契約書のレビューなども行っています。

色々とやっていますが、要は自分ができることとかやりたいこととか関係なく、LANYにとって必要だと思うことはなんでもやる人です。

▼日常的に使うツールやサービスの一部。LANYへの導入やこれらを活用した業務フローの設計、各種ツールやサービスの連携等も行う

image

-前職とは異なる仕事は多いと思いますが...

一から調べたり、本からインプットしながらやっていきました

最近では他社が開催しているウェビナーに参加して全体像を把握したり、社外の専門家にも頼りながら効率よくインプットして進めています。

会社としてやらないといけないからというはもちろんあるのですが、自分としても「広く、そこそこ深く」というのがテーマとしてありますね。

自分は「狭く、深く」という何かに特化したスペシャリストタイプではなく、ジェネラリストタイプだと思っています。

ジェネラリストって聞くと何でもできるけどある意味何もできないって捉えられがちですが、横の広さに加えて、縦の深さをそこそこ深く潜ることで、自分が担当する業務でよりバリューを発揮できると思っています。

そうやって幅広く経験することで「困ったら市川に振り出せばいい感じの解が出てくるよね!」と思ってもらえるのを目指していますね。

だからこそいろいろなことを前傾姿勢でやって、常に最適解を出せる状態になろうと思っています。

-LANYが最適な方向に全力で走れるようにサポートするぞ!というスタンスなのですね

そうですね。

短期軸で売上を作ることができるメンバーがいるので、その領域はある程度背中を任せつつ、自分は中長期的に見て仕組み化などにフォーカスして様々なコストをいかに下げるか、また売上をいかに最大化するかという観点を持って仕事しています。

具体的に言うと、LANYは代表の竹内のやりたいことや達成したいことに向かうぞってモメンタムがあります。その方向に向かって戦略や戦術を立案して実現させていくのが自分の役割だと思っています。

旅行で言えば、竹内が目的地を決めて、その目的地に行く最適なプランを設計しているイメージです。例えば東京から博多に行きたいってなったら、そもそもなぜ博多に行きたいのか、から議論して目的地を設定します。その上でいつ誰とどのように行くかを考えます。予算と期間を決めて、飛行機で行くのか電車で行くのか、もしかしたら直接博多に行かずに沖縄で1泊して向かった方がいいのかなど。1週間滞在しようとしていたけど、3日にして残り4日は大阪で過ごした方がいいのかもしれない。

ここで最適な組み合わせでプランを設計するためには、それぞれの行き方の選択肢に何があってそれぞれのメリット・デメリットは何か、手元にあるお金・人・時間のリソースがどの程度あるかの把握が必要です。

知っていることを増やすために始めてやることはできるだけ自分の手を使ってやるようにしていますし、やり方もただひたすら目の前の業務を倒ししていくってよりかは、頭を使って本質的なことをやれているかの精査やどのように仕組みに落として込めるかを常に考えています。

3.LANYの強みはそれぞれの強みを最大限活かせていること

-市川さんが思うLANYの強みは何ですか?

それぞれが持っている強みを最大限活かせているっていうのが個人的には強いなと思っています。

自分の資質が分かるストリングスファインダーというツールでも3人それぞれ強みが違って。

  • 竹内:影響力/戦略的思考力
  • 市川:実行力/戦略的思考力
  • 浅井:人間関係構築力

竹内が影響力を使って周囲を巻き込み、僕は竹内と一緒に戦略を考えながら実行のための道筋や仕組みを作って、浅井が実行に必要な人とやり取りやディレクションをして事業を進めています。

僕は竹内みたいに影響力を持って周りを巻き込んだり目指すべき旗を立てたり、浅井みたいにクライアントとディレクターのパートナーとインターン生と様々な人とやり取りは彼らほどできません。その逆もまたあると思います。

こんな感じでそれぞれが1番適任であるところを把握してそこにしっかりとリソースを全振りできているのがすごい効果的に事業を推進できているなと思いますね。